漫画メモとか

漫画の感想を書いてみたり。 割と何でも読むので、感想希望なものがあったら教えてください。読めたら読みます。

今敏監督「東京ゴットファーザーズ」

今敏監督「東京ゴットファーザーズ」



パプリカ繋がりで視聴。こちらはオリジナル脚本の作品であり、しかもホームレスを題材にした作品ということで、かなり攻めた内容。

登場人物も個性的だけど、パッと見魅力的に見えなそう。

が、正直なめてました。
想像できない展開と、キャラクターの深堀。
まずは予備知識なしで見た方が良いと思います。




以下、ネタバレ









まああんまりネタバレって言うわけでも無いんですが。
まずは声を当ててるメインの3人(江守徹、梅垣義明、岡本綾)がすごく良い。特に梅垣義明は人からキャラができたんじゃ無いかというくらいはまり役。
よくわからない3人組の掛け合いもしっくり来て、テンポもよく話が転がり続ける。
重いテーマに軽快な雰囲気。ヒロイックでもないキャラクターの魅力がストレートに来ます。
純粋に面白かった。

東京ゴッドファーザーズ [Blu-ray]
岡本綾
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
2012-11-21


石川雅之著「もやしもん」

石川雅之著「もやしもん」



菌たちの、菌たちによる、菌たちのための漫画。
かと思ったら違った。群像劇のようで、キャラクター成長のようで、樹ゼミを中心とした人間模様を描いている。なもんで、主人公の直保も置いていかれがちだけど、ちゃんと長い伏線を回収・・・してるんだろうか。よく考えたら結構勢いの先に辻褄があるような気もするけど、これが漫画力でまとめられてる感じ。

面白いのは登場人物の女性がだいたい癖が強くて魅力的。
(農大に入ってる時点で癖が強い人多いよね、っていう可能性をまとめたのかもしれないけど)

話は直保が1年で入ってきて、そこから2年になる、という1年間で13冊。
その間の人間模様の決着のつけ方が素晴らしい。
そして菌やお酒の情報をこれでもかと突っ込んできて、それらがストーリーに地味に挟まってないのに成立するという不思議空間。
モテてそうでモテてなくて、やっぱりモテてる直保と、なんだかんだ人間味のある先輩たち(もちろん失敗もあるけど、ちゃんと反省する)が人間っぽくていい感じ。
菌から見たらホモサピなんてまだまだひよっこだもんね。
最終話の樹先生の、子供のような表現も研究者冥利を表現していて最高。






佐藤信介監督「キングダム」

佐藤信介監督「キングダム」

キングダム(映画)
石橋蓮司
2019-10-09


大人気ヒット漫画の実写版、キングダム。
実写は序盤の成蟜の反乱鎮圧まで。
ちなみに主人公の一人の嬴政は始皇帝なので、戦乱〜始皇帝が中華統一までの話です。漫画はずっと読んでたので、映画も気になっていました。

何が気になってるって、王騎が大沢たかおなんですよ。
今まで仁を見ていて、ちょっとなよっとしつつ命を助ける医者をやってる人が、コココココですよ。
もうこの配役だけでめっちゃ良いと思っていたら、騰が要潤なのも良い見た目。

というか、主人公の3人が山﨑賢人、吉沢亮、橋本環奈なんで、これ斉木楠雄なんじゃ、という。

内容としては、2時間の内容に盛り込むにしては結構多い物量なのに、それを上手くいれてる印象。その代わりメインの信と嬴政の立ち位置はしっかりしてるけど、周辺キャラクターの説明が弱い(時間ないから苦渋だろうけど)。これで昌文君とか壁とかの掘り下げが弱くなってるのが勿体無い(怪鳥は良いです、この時点ではまだよくわからん人だったし)。

全体として駆け足感はあるけど、戦闘シーンといい、楊端和といい、見所が結構あり、良い感じのエンタメになっていたと思います。
ただ、駆け足な分原作知らない人がどういう印象になるのかは、ちょっとわからない。続編も作られると言うことなので、そちらも期待。