漫画メモとか

漫画の感想を書いてみたり。 割と何でも読むので、感想希望なものがあったら教えてください。読めたら読みます。

2017年11月

杉田尚著「ムッツリ真拳」

杉田尚著「ムッツリ真拳」


ムッツリ真拳 2 (ジャンプコミックス)









週刊少年ジャンプで鮮烈なデビューをし、当時かなり話題になった「斬」。の作者が少年ジャンプ+で連載をしていた漫画です。今回初めて知ったんですが「尚」は「なおや」なんですね。

男が一度壊滅的に減り、復興のために女が超人化。その超人的な力で人類がランク分けされ、男が虐げられている。

っていう世界観で、その制度をひっくり返そうとしている男の話です。


女性相手のバトルですが、相手に傷一つ与えず、ムッツリパワーで服を脱がすだけの必殺技をかます主人公。

なもんで、基本的にえっちぃ要素なんですが、絵柄なのか、アホストーリーなのか、とくにえっちぃくありません。

脱がしている漫画なのに、なんかこう健全な気すらします(読んでいる年齢層にもよるかもしれないですけど)。


敵がでる→脱がす→仲間になる

という王道パターンで進んでいくのですが、敵の背景が弱いのと、キャラが立ってるんだか立ってないんだかよくわからない感じで進んでいくため、どうも記憶に残りません。

これはバトル漫画なのか、微えろ漫画なのか。


ただ、3巻まで大して大きな話もなく進み、そのまま終わりますが、途中打ち切りにありがちな「壮大な話を考えていたが途中で切られた」という気がしないので、その辺は本当にないのかもしれません。

しいて言うと今のご時世、青年漫画ですらぶっ飛んでる設定(ゴキブリがじょうじとか、監獄的な学園とか)が多いので、王道+αでいくなら、もう2,3ひねりあったらなあ、と思います。

個人的には結構好きなんですけど。








奈々本篠介原作、三雲ネリ作画「誰が賢者を殺したか?」

奈々本篠介原作、三雲ネリ作画「誰が賢者を殺したか?」


誰が賢者を殺したか? 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)




近未来+推理もの、という非常に攻めてる背景、設定の漫画だったのですが、途中からこの設定が忘れ去られたように無くなっている漫画。


近未来、拡張現実(AR)で五感や情報連携を強化した人類が当たり前の世界。

そこでアーミッシュ(自給自足自然主義)の主人公の父が殺され、そこから犯人を捜していく話です。


魔王と呼ばれるサイバー犯罪者が現れ、それらを高技術の情報処理技術を持つ勇者一行が倒した(犯人を特定した)。

その一行の「賢者」が殺され、一行の「盗賊」だった2番目の主人公が登場、賢者の娘である主人公と犯人を捜す、と。


ここまでの設定を書くと、超面白そう。

実際、1巻目は気になる点は多いものの、設定背景から本当に興味を引く形になっていました。



以下、ネタバレ注意





えー、本当にネタバレになるのですが。

このマンガ、FBIの捜査からスタートし、途中から日本が舞台になります。

よって日本の警察や公安も登場しつつ、犯人を追っていく、のですが、途中から近未来的な話や、アーミッシュでDNAを弄ってないから特殊攻撃が主人公には効かない、という設定が完全に消えました。


これが本当にもったいない。

第二の主人公ゾロのフック攻撃とか、そういうのをドンドンやって「拡張現実的なバトル+推理」のまま行けばよかったのに、どうしてこうなった。

更に推理やら調査部分に関しても、FBIや警察、公安がザル過ぎる。

主人公の能力は途中からカンがいいだけになり、最後は銃を持った傭兵に素手で勝つという、推理どうした。


RPG風の魔王を倒したあたりの下りで出てくる、人類最強の知能を持つ勇者も、計算が凄いだけのモブになってしまった。


凄くいい設定が、気が付いたらその設定自体が無くなってしまった感。

原作の問題なのか、編集の問題なのかわかりませんが、本当にどうしてこうなった。


是非、最初のスタンスのまま進んでいく話を、どこかで公開してほしいと思います。







映画「銀魂」

映画「銀魂」

銀魂



映画感想ですが、実写の方です。小栗旬。
銀魂はジャンプで読んでるもののアニメは見ておらず、ジャンプでのエピソードもほぼ忘れてるため、完全に新鮮な気持ちで見れました。

内容はカブトムシからはいり、紅桜をがっつり。ヅラも出てくるのでかなりオールスターです。

配役ですが、ギャグもシリアスも、申し分なし。小栗銀さんは小栗らしさと銀さんらしさが共有してたし、菅田将暉の新八は、菅田将暉ってことを完全に忘れるくらい新八。
橋本環奈の神楽も汚れ役も含めて頑張ってました。他の配役も申し分なく、特に堂本剛の高杉晋助は色気も狂気もいい感じです。
菜々緒のまた子は新境地か、という絶妙さ。

ヨシヒコシリーズを実は見てないんですが、不気味の谷ギリギリである、コスプレさとリアリティーの間でキャラを作ってる感じがはまってます。
以下、ネタバレ注意

序盤のオープニング小栗ラッシュと勢いだけのカブトムシは、この世界観の入り口で慣れてもらうためだと思いますが、カブトムシ終わる頃には、全員あの世界観のキャラその物に見えていました。

ストーリーは込み入っておらず、普通の仕掛け。殺陣シーンは見所があり、たまに過剰演出かな、と思う部分も、世界観が確立しているあとだから違和感なく。

シリアスとギャグで、ギャグが大振りな分、細かい違和感はどうでもよくなります。

特にあの谷から来たあの人とか、3倍のあれとか、カウントダウンとか、攻めてるなー、と。怒られないかなーと心配になります。

原作の、ヤバいギャグを入れつつ、熱い話はちゃんと進める、という魂がちゃんと乗っています。

漫画やアニメの実写は結構残念に終わるか、完全に別物になったりするのですが、ここまでヤバい作品を実写ならではの間合いも含めてやりきるのはあの監督ならではかと。

同じ配役で続編希望です。


銀魂 [DVD]
小栗旬
ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
2017-11-22



銀魂
小栗旬
2017-10-25