大久保彰著「サムライ8 八丸伝」



はい、ナルトの作者である岸本斉史の原作で始まったジャンプの作品。
設定がてんこ盛りで、スタートから設定の海に溺れた感じ。
作画のレベルも相当高く、設定もかなりいいのに、駆け足で終わってしまった感じ。というか登場人物を使いきれてないところからして、打ち切りかなーと思ったけど5巻続いてた。
弱い少年の成長ものと、武士と、SFを融合させたような感じで序盤から見れるトータルリコール(頭パカー)。
キャラクターの描写も序盤はよかったものの、途中から駆け足になったのが本当に勿体無い。
特にアンのキャラがしっくりくる前に終わってしまったという印象。
主人公の成長に必要な師匠や親の話は良いけど、ライバルとヒロインの登場がとにかく遅かった、その原因が設定てんこ盛り過ぎて設定を消化するだけで序盤の2話目以降を結構使っちゃった感じ。
作画も、原作の特殊性もかなり良いので、とにかく惜しい作品。