漫画メモとか

漫画の感想を書いてみたり。 割と何でも読むので、感想希望なものがあったら教えてください。読めたら読みます。

スポーツ

コミック・ジャクソン著「PINGKONG」

コミック・ジャクソン著「PINGKONG」

PINGKONG(1) (少年サンデーコミックス)
コミック・ジャクソン
小学館
2020-02-18


読み切りの完全一発ネタ漫画だったはずなのに、そのネタで連載を勝ち取った鬼才。
ゴリラが卓球するというパワープレイ(文字通り)のネタを、そのまま進めた感じ。

もう1話目でマックスかなーと思ったら、そこからさらに引っ張れる強さ。
なんかもう漫画の可能性というのを強く感じた作品。
ちなみに感動っぽさを装った完全ギャグなんですが、最近のサンデーの亜流文化の象徴なのかもしれない。
それで更に、話が荒唐無稽なのに作品として筋が通ってるという怪作。
作画とかキャラ自体に硬さがあるものの、ぶっちゃけギャグ漫画なんでそういうのはどうでも良いし、ゴリラだし。

とにかく言えるのは、ゴリラ一本で押し通す潔さと、世界観を広げそうであんまり広げなかった強さ。でした。

PINGKONG (2) (少年サンデーコミックス)
コミック・ジャクソン
小学館
2020-05-18


 

伊織著「暁の暴君」

伊織著「暁の暴君」

暁の暴君(1) (少年サンデーコミックス)




暴君はタイラントと読みます。サンデーで連載してた柔道漫画。サンデーの新人大量発掘時期の連載開始だったと記憶してます。

センセーショナルな暴君系主人公と、柔道界に蔓延る巨悪、そしてラスボスという王道と変化球の混在型。

柔道シーンは迫力もあり、脇を固めるキャラクターも結構立ってるのですが、最初に感情移入できなかった主人公に最後まで入れなかったイメージ。

背景を余り語らなかった事からも、主人公とライバルの対比がメインであり、主人公の成長譚ではないということでしょう。

アウトロー以外で変則主人公を使うことの難しさが出てる感じです。

ただ、赤帯大ベテランの扱いと努力の人ハヤトなやストーリー構成はとてもいい感じでした。
 
逆にこれがラスボスでないのが、俺ツエーキャラと、それを倒すもっとツエー主人公って形になり、才能に終始する感じに見えたのかも。主人公は努力して強くなってるけど、それが読者には来てないわけでして。

敵を増やせば良いわけではないので、こう言うキャラクターの活躍を読者としては今後も期待してしまいます。

とよ田みのる著「FLIP-FLAP(フリップフラップ)」

とよ田みのる著「フリップフラップ」


FLIP-FLAP (FUNUKE LABEL)










綺麗に纏まったピンボール漫画。話が2つ存在していますが、世界観は地続きです。

登場人物はピンボールと、台に残るハイスコアに魅了された美女と、その娘が好きな主人公。ピンボール初心者からだんだんと成長していき、最後は・・・みたいな話です。

絵が特徴的で、しょんぼりするヒロインがとてもツボなのですが、このへんは好みが分かれるかも。個人的には大好きなんですが。

話はピンボールに始まり、ピンボールに終わる。本当に作者がピンボール好きなんだな、というのが伝わるのですが、これってスポーツ系漫画のテンプレートだ。

ピンボール自体は敵が居ないので、自分との対話系スポーツの奴。
知らなかったのは、ピンボールにも二人プレイがあるということ。そして結構アクションコマ映えするということ。これは作者のピンボールへの理解が高いからだと思いますが、読んでいて退屈しません。

更にアメリカまであの尺で行って、最後にホームで締めるのはお見事。

マニアックだけど好きなこと。そしてそれをやってるときの不可侵的な楽しさの表現。
そんな魅力が詰まった漫画でした。

FLIP-FLAP (FUNUKE LABEL)
とよ田みのる
2015-03-16