漫画メモとか

漫画の感想を書いてみたり。 割と何でも読むので、感想希望なものがあったら教えてください。読めたら読みます。

日常系

ひらかわあや著「FIRE RABBIT!!」

ひらかわあや著「FIRE RABBIT!!」

FIRE RABBIT!! (1) (少年サンデーコミックス)
ひらかわ あや
小学館
2019-04-18


國崎出雲の事情、天使とアクト!!のひらかわあやが新連載していた、消防士漫画。
この人の漫画は最初から面白いのが確定してるほどいい作者なので、安定感があって読める、今のサンデーっぽさを代表する作者の一人。

本作も登場人物のしっくり来る感と展開回しが上手いし、弱い主人公が成長していく姿も見事。
読んでいてい気になったのが、ヒロインをどっちに持ってくるのかなーと思っていたら、まさかのおじさんヒロインで終わるという展開。
キャラクターの伸び代がまだある状態での終了にちょっと勿体無い感があったけど、火事モノはちょっと事件などもあるので、今難しいのかもしれない。
もちろん次回作にも期待。

FIRE RABBIT!! (5) (少年サンデーコミックス)
ひらかわ あや
小学館
2020-02-18


 

蒼井ひな太著「オオヤンキー!!」

蒼井ひな太著「オオヤンキー!!」



ヤンキーが大家をやる、という一発ネタの漫画化。
導入はどう考えてもそこだと思うんだけど、大家さんはあんまりヤンキーっぽくない(というか、ぶっきらぼうなだけ)。主人公は漫画家志望。
キャラクターも結構立ってるし絵もいい感じ。惜しいのはサブキャラを出すのが遅かったので、サブキャラでうまく回す高橋留美子みたいなのがあったら化けたかも(あれはあっちが凄いだけだけど)。

ほんのりラブコメ、ヒロインはぶっきらぼうで拙い感じがいい感じ。
結構楽しみな漫画だったので、終わってしまったのが残念だけど、次回作に期待ということでブログを書きました。





 

清水茜著「はたらく細胞」

清水茜著「はたらく細胞」




体内の細胞を擬人化して活動をコミカル(たまにバトルチック)に描く作品。
今となっては関連作品が多くなってきたので、どれからを読んでいいか、っていう状況ですが、せっかくの機会なので最初の「はたらく細胞」からスタート。

読んでみてわかったのですが、これ擬人化成功例の最たるものかと。
特徴を掴んでいる上、その特徴がうまく生きる漫画化。
他の作者の関連作も読んだけど、作者本人が書いたこの作品が一番のお気に入り。
(他のがつまらないっていうわけじゃないけど、本作が一番唐突展開に上手い)




無口で殺し屋の白血球、働き屋さんの赤血球、小型の血小板など、もうこの時点で擬人化がすごく良くできている。
気になってたけど、読めてよかった、続きも気になる。

田口ケンジ著「汚物は消毒です」

田口ケンジ著「汚物は消毒です」

汚物は消毒です (5) (サンデーうぇぶりSSC)









姉ログの作者の、また姉もの作品。今度は義姉ですが。

前の妄想姉の距離的とキャラクターで回す展開から進化して、ベースに掃除ネタを持ってきつつの会話回しになっています。

しかも主人公の両親たちは死別、離婚しているため、家族群像ものとしても成り立っています。恋愛要素もしっかり持ちつつ、家族の在り方、人との付き合い方みたいな人間模様の話と、掃除ネタが別レイヤーで存在しており、これらが上手いタイミングで読み手にテンポを与えています。

ちなみにサンデーうぇぶりでましろ姉のコスプレ掃除実現企画があるので、そちらも必見です。

姉ログのころから格段に画力や構図力もあがり、キャラクター回しも更に上手くなってる。次回作も期待です。




藤本正二著「終電ちゃん」

藤本正二著「終電ちゃん」

終電ちゃん(1) (モーニングコミックス)










擬人化キャラモノ漫画、基本的に完結型です。
中央線の終電に宿る妖精のような終電ちゃんと、終電に駆け込む客の話。途中から他の路線の終電ちゃんも出てきます。

ゆるキャラものかなー、と気軽な感じで読みはじめてみたら、実はかなりのハードボイルドな内容でした。

終電という日常の中にある、少しだけ非日常。客を家に無事に届けるという使命感。終電ちゃんを取り巻く話は、全く緩くないです。

日々の仕事に疲れ、憂さ晴らしの飲み会でべろんべろんなサラリーマンを、叱咤激励しながら運んでいきます。

ちなみにツンデレ山手線、ほんわか小田急、お嬢様な新幹線など、他の路線の終電ちゃんもいい味出してます。

終電に乗り遅れそうな客。ちょっと厳しくも優しい終電ちゃんたちの物語。正直ここまで面白いっていうのは想像していませんでした。


余談。
気のせいかもしれないんですが、ちょっとした絵柄とか、キャラクターのどこかの雰囲気に、こうの史代っぽさが出てるような。