漫画メモとか

漫画の感想を書いてみたり。 割と何でも読むので、感想希望なものがあったら教えてください。読めたら読みます。

サスペンス

かわぐちかいじ著「沈黙の艦隊」

かわぐちかいじ著「沈黙の艦隊」

沈黙の艦隊(1) (モーニングコミックス)
かわぐちかいじ
講談社
2012-09-28


はい、かわぐちかいじの名作中の名作、沈黙の艦隊。
内容は一貫してIFもの(今考えたらこういう重厚な漫画+IFの盟主)で、潜水艦が何の理由かわからないが離脱して・・・というモノです。
背景の政治的な話と潜水艦のバトル。各国(主に日本とアメリカ)の立ち位置やらが凄まじい。

潜水艦バトルとしても、平和の時代ならではの攻防だけど、そこに説得力を感じる。
最後どう落とすのかな? と思っていたから、あの決着には感動しました。






宿野かほる著「ルビンの壺が割れた」

宿野かほる著「ルビンの壺が割れた」

ルビンの壺が割れた





超ネタバレ注意


正直、この作品について感想を書くと、ネタバレ以外の部分は、

・文章が凄い読みやすい、地の文無しの手紙のやりとり
・読み始めると止まらない
・読み終わると嫌な感じになる

となります。

手紙というか、フェイスブックのメッセージのやりとりです。

もし読むなら、全く予備知識無しで読んだ方がいろいろ楽しめます。
なのでネタバレとか絶対に読まない方がいいです。



ということで、ここからネタバレ注意


話は水谷からの一方的な話から始まり、読者の読み手としての拠りどころを左右に振りながら、中盤以降核心に触れていきます。途中の細かい部分に一応伏線はあるものの、読みやすさからサクサク進んでしまうため、違和感を感じながら展開していきます。

このへんが上手いこと違和感から拠りどころの操作に繋がっていて、とにかく先が気になる作りにしてます。

一方から見えている景色が、もう一方からすると違う。
ルビンの壺です。
そしてジェットコースターのように割れて行きます。

もうこの辺もお見事。

なんですが、性質上一度読むと、少し無理のある部分に目が行ってしまい、二度目はいいかなあ、となります。
キャラもわかってしまうと苦い感じで。

たぶん、壺が割れる瞬間を楽しむ作品なんだと思います。