漫画メモとか

漫画の感想を書いてみたり。 割と何でも読むので、感想希望なものがあったら教えてください。読めたら読みます。

映画

大友克洋製作総指揮「MEMORIES」

大友克洋製作総指揮「MEMORIES」



3本のオムニバスで構成されている本作。またもやジャンルに悩むも、一応SFのジャンルにしました。
3本の間の橋渡しは特になく、一発アイデアを映像美と展開(と戦闘シーン)で彩ることで映画を仕上げているような感じ。

ある種見るのにカロリーが必要だけど、あんまり気にしないで見るのと影響は変わらない気もする。
「彼女の思い出」はトラウマとの対峙と壮大な違和感との戦い。
「最臭兵器」はコミカルなバトルシーンが描きたかったんだろうなあ、と。
そして一番背景的に難しいのが、「大砲の街」。
成長前の子供が大人とその社会に対し「よくわからない感」と「羨望」を持ってるのを、不条理を持って描いている。

全て、アニメで何かを訴える、というよりはアニメの可能性を突き詰めた先の縦横無尽さのある作品。

MEMORIES
2016-09-14





筒井康隆原作、今敏監督「パプリカ」

今敏監督「パプリカ」

パプリカ
古谷 徹
2015-09-15


パプリカと言っても映画の方。今だと音楽の方が有名だけど、こちらは筒井康隆原作のアニメ。
夢というテーマを縦横無尽に使うのは流石筒井康隆、という感じだけど、それを映像に落とし込んだ今監督が凄まじい。
特に悪夢ではなく、突拍子もない感じと、音楽の融合でサイケデリックっぽさとフワフワ感を醸しながら、それでいて人間の悩みとか人付き合いというのをコンパクトにまとめている。

主人公のパプリカ/敦子に関しては難しい2面性を林原めぐみが素晴らしい演技で回している。
「夢とは」という普遍的な問いに真っ向から挑んでいて、そして描ききっている名作。

パプリカ (新潮文庫)
筒井 康隆
新潮社
2011-06-01


大友克洋監督「AKIRA」

大友克洋監督「AKIRA」

AKIRA
神藤一弘
2020-05-01


アニメ版の方の感想。
実は漫画もアニメも初見だったので、予備知識なしで見ました。
今となってはSFやバトルで基本となってる攻撃凹みシーンの走り。時代背景からなんか鬱憤を晴らそうとする若者など、作品に登場する2020年付近(作中は2019年)とは地味に一致しない雰囲気はあるものの、戦闘シーンや世界観はすごい。

ただこれ、見てわかったんだけど、全体の大きな話の一部なのね。
アニメ見ても基本的な世界観はわかるものの、終わってないというかなんていうか。

ただ、鉄雄の葛藤とか人間模様は置き去りにしてないけど、ヒロインのケイが置き去り感があるのはこれも時代背景からなのかも(反政府的なゲリラの時代背景とか)。

とにかくアクションシーンだけ見たとしても、本当に見所の多い作品。




佐藤信介監督「キングダム」

佐藤信介監督「キングダム」

キングダム(映画)
石橋蓮司
2019-10-09


大人気ヒット漫画の実写版、キングダム。
実写は序盤の成蟜の反乱鎮圧まで。
ちなみに主人公の一人の嬴政は始皇帝なので、戦乱〜始皇帝が中華統一までの話です。漫画はずっと読んでたので、映画も気になっていました。

何が気になってるって、王騎が大沢たかおなんですよ。
今まで仁を見ていて、ちょっとなよっとしつつ命を助ける医者をやってる人が、コココココですよ。
もうこの配役だけでめっちゃ良いと思っていたら、騰が要潤なのも良い見た目。

というか、主人公の3人が山﨑賢人、吉沢亮、橋本環奈なんで、これ斉木楠雄なんじゃ、という。

内容としては、2時間の内容に盛り込むにしては結構多い物量なのに、それを上手くいれてる印象。その代わりメインの信と嬴政の立ち位置はしっかりしてるけど、周辺キャラクターの説明が弱い(時間ないから苦渋だろうけど)。これで昌文君とか壁とかの掘り下げが弱くなってるのが勿体無い(怪鳥は良いです、この時点ではまだよくわからん人だったし)。

全体として駆け足感はあるけど、戦闘シーンといい、楊端和といい、見所が結構あり、良い感じのエンタメになっていたと思います。
ただ、駆け足な分原作知らない人がどういう印象になるのかは、ちょっとわからない。続編も作られると言うことなので、そちらも期待。




リュック・ベッソン監督「レオン」

リュック・ベッソン監督「レオン」

レオン 完全版 (字幕版)
マイケル・バダルコ
2013-11-26


ジャンレノ、ナタリーポートマンが出てくる名作、レオン。
今となってはテンプレート的な殺し屋+少女だけど、その入り口だったかもしれない。
映像美も音楽も素晴らしく、特に音楽は印象的かつ悲哀を含んでる感じで作品に大きな印象を与えている。

シナリオ的には結構王道であり、途中の幸せな雰囲気とか、レオンの背景とか結構サクサク進む感じ。

作品としてまどろっこしさや間延びの全くない、隙のない映画。
ハードボイルドというには、レオンの完成さとマチルダの子供っぽさ+大人っぽさが特に際立ってる。

ちなみに相手役のゲイリー・オールドマンの怪演がすごい魅力的なのも見どころの一つ。
癖のある役を、癖のあるまま突っ走るのは最高。

レオン完全版(吹替版)
マイケル・バダルコ
2015-12-01