漫画メモとか

漫画の感想を書いてみたり。 割と何でも読むので、感想希望なものがあったら教えてください。読めたら読みます。

学園もの

石川雅之著「もやしもん」

石川雅之著「もやしもん」



菌たちの、菌たちによる、菌たちのための漫画。
かと思ったら違った。群像劇のようで、キャラクター成長のようで、樹ゼミを中心とした人間模様を描いている。なもんで、主人公の直保も置いていかれがちだけど、ちゃんと長い伏線を回収・・・してるんだろうか。よく考えたら結構勢いの先に辻褄があるような気もするけど、これが漫画力でまとめられてる感じ。

面白いのは登場人物の女性がだいたい癖が強くて魅力的。
(農大に入ってる時点で癖が強い人多いよね、っていう可能性をまとめたのかもしれないけど)

話は直保が1年で入ってきて、そこから2年になる、という1年間で13冊。
その間の人間模様の決着のつけ方が素晴らしい。
そして菌やお酒の情報をこれでもかと突っ込んできて、それらがストーリーに地味に挟まってないのに成立するという不思議空間。
モテてそうでモテてなくて、やっぱりモテてる直保と、なんだかんだ人間味のある先輩たち(もちろん失敗もあるけど、ちゃんと反省する)が人間っぽくていい感じ。
菌から見たらホモサピなんてまだまだひよっこだもんね。
最終話の樹先生の、子供のような表現も研究者冥利を表現していて最高。






モリタイシ著「県立伊手高校柔道部物語・いでじゅう!」

モリタイシ著「県立伊手高校柔道部物語・いでじゅう!」



柔道を元にしたキャラクターわちゃわちゃ漫画の傑作。
絵も可愛い上、キワキャラの立ち位置もすごいいい。

柔道っていうよりギャグっぽさがメインなのは同時期より少し前のボンボン坂に通じるものがあるけど、テンポの良さとギャグのキレがとてもいい感じ。
学園モノとしても成立してるし、読んでて亀太郎に感情移入しやすい。

そして裏の立役者である皮村や虎呂助の存在がとにかくいい。
トラブルメーカーとしても、脇支えとしても成立する。いい意味で異世界さと日常さを気にしなくていいくらいのギャグが成立してる。

読者も亀太郎の視線で振り回され、成長してき、最後には他人の成長を導くという体験を進めていける傑作。



氏家ト全原作、金澤洪充監督「生徒会役員共」

氏家ト全原作、金澤洪充監督「生徒会役員共」



なんていうか、本当に大丈夫なのか、これ。

っていう感想が似合いそうな、かなりギリギリな下ネタをぶっこみまくる問題作。
アニメ版を見ましたが、かなりピーが入っている作品。

下ネタと日常の1期、一応ラブコメっぽさをミックスした2期両方視聴。
両方楽しいのですが、変化してる生徒会長を楽しむのがとてもいい。

ちなみに、内容が殆どリンクしないのに、max power っていう名前がついてるアレは大好きです。







GoHands制作「K」

GoHands制作「K」




はい、実はずっとアニメをみていなかったので、初見というか、そもそもどういう話か知らない状態で見ました。
ということで、Kの1期から見始め、劇場版まで見ました。
現時点で2期を見てます。

ネタバレの前にこれだけは書きます。
1期目は、できれば全く知らない状態で見た方がいい。特に1期目の最後の収束と世界観の見え方の導線がとてもいい。
まどマギにも通ずる「そういうことだったんだ!」が感じられます。




ーーーー以下、ネタバレ注意



















はい、ここからはネタバレ覚悟の感想。
正直、1話目を見たときは「これは誰視点で見ればいいんだろう?」っていう感想でした。
背景情報が多いのと、シロが主人公なんだろうけど、登場人物が多いなーと。
ただ、これは後からわかってくる情報からすると必然の展開なんで、ネコを中心にコメディっぽく覆って視線ずらししてる結果なのかと。
後からそれがわかるので、もし仮に1〜2話で切る人がいたら勿体無い。

何も知らない状態から、世界観がだんだんわかってくる様は、クトゥルフ神話とかのように「見てる人へ情報がだんだん開示される楽しさ」に通じるので、こういう作品結構好きです。

世界観が見えてきたあとも、まだ開示されてない情報が結構残ってるので、その辺は大きな風呂敷の一部を少しずつ見せる、っていう手法なんだと思います。
個人的には王権者のシロより、振り回されるシロの方が若干好みなんで、やっぱり1期目の最後の完結以降は延長戦だなーとは思います(キャラ好きには良いと思うので蛇足とは思わない)。






赤坂アカ原作「かぐや様は告らせたい」

赤坂アカ原作「かぐや様は告らせたい」








はい、実写映画にもなっているヤンジャンの人気作品、かぐや様は告らせたい。
触れる機会がなかったのですが、アニメで一気に見ました(まだ一期のみ)。

恋愛の駆け引きという部分にフォーカスしたキャラクターもの・・・なんだけど、バーナム効果とかそれっぽい用語をぶっこむことでキャラクターの知性を出し、だからこそのポンコツ度合いが楽しい。

アニメの演出としてもテンポ良い上、キャラクターの見せ方も良い感じで作品にすごく合ってる。

2期も楽しみな作品(今ちょうどやってる)