漫画メモとか

漫画の感想を書いてみたり。 割と何でも読むので、感想希望なものがあったら教えてください。読めたら読みます。

ギャグ

モリタイシ著「県立伊手高校柔道部物語・いでじゅう!」

モリタイシ著「県立伊手高校柔道部物語・いでじゅう!」



柔道を元にしたキャラクターわちゃわちゃ漫画の傑作。
絵も可愛い上、キワキャラの立ち位置もすごいいい。

柔道っていうよりギャグっぽさがメインなのは同時期より少し前のボンボン坂に通じるものがあるけど、テンポの良さとギャグのキレがとてもいい感じ。
学園モノとしても成立してるし、読んでて亀太郎に感情移入しやすい。

そして裏の立役者である皮村や虎呂助の存在がとにかくいい。
トラブルメーカーとしても、脇支えとしても成立する。いい意味で異世界さと日常さを気にしなくていいくらいのギャグが成立してる。

読者も亀太郎の視線で振り回され、成長してき、最後には他人の成長を導くという体験を進めていける傑作。



モリタイシ著「レンジマン」

モリタイシ著「レンジマン」



いでじゅうでヒットしたモリタイシの次の作品。
キャラクターは立ててるものの、どうも上手くはまらず、ストーリー上ヒロインもハマってない。
6巻続いたので即打ち切りっていうわけじゃないけど、いでじゅうのギャグ+成長譚からくる抜けの良さと比較するとやっぱり弱い。

モテたいけど玉砕主人公っていうのは、脇役なら成立しやすいけど(鬼滅の善逸みたいに)、主人公だと単にクズキャラになっちゃうので、そこにヒロイン出したとしてもギャップを感じる前に、コイツなあ・・・っていう感じになりがちになっちゃうので、成長譚として成立しづらいのかもしれない。

ので、キャラクターに個性があっても、亀太郎たちのように筋のある感じにならなかった印象。
ただ、絵と構成は漫画らしく綺麗なので、その辺は結さんに引き継がれてよかった。



椎名高志著「MISTERジパング」

椎名高志著「MISTERジパング」



GS美神で一斉を風靡した椎名高志の次作品。MISTERジパング。
戦国時代(三英傑)を舞台にした歴史物〜の体をしながら、椎名節タップリの本作。
主人公は秀吉(日吉)だけど、SFチックとIFモノっぽさを混合させてエンターテイメントに仕上がってる。

のだけど、サンデーのこのころの方針と、SFが急展開すぎたのと、
「そもそもSFじゃない人間模様が面白すぎた」という、ある種良すぎたからチグハグになってきた感が出てきすぎたため、8巻で終了(打ち切りではなく、単行本はかなり売れたらしい)。

信長モノがいくらでもある昨今ならまだ続いたんじゃないか、というくらい、そもそもキャラが魅力的。
特に日吉の巻き込まれ感と覚醒とか、平手政秀の下りなんて最高。
だもんで「これSFじゃなくて、椎名節でそのまま読みたい」っていうのが出すぎて、最初からの方針(SFらしらはスタートから出しまくってたんだけど)と段々合わなくなってきた。

時代考証もキャラを拡大させまくってるからすごい大変だろうなーと思っていた。
これそのまま行けば普通にアニメ化だったろうから、先が見たかった。ただ、終了のさせ方は流石なので、綺麗に終わってる。




リュック・ベッソン監督「フィフス・エレメント」

リュック・ベッソン監督「フィフス・エレメント」

フィフス・エレメント (字幕版)
ルーク・ペリー
2013-11-26


レオンを見た余韻で見始めたフィフスエレメント。SFだなーという印象しかなかったけど、レオンの監督ならハードSFかな、って思ってた。

見た感想としては、宇宙版ダイハードだった。
ブルースウィリスだし。

どちらかというとエンターテイメントよりであり、筋は通ってるものの結構あちこち勢い設定だなーというところがちらほら。
そもそもイメージがTMレボリューションで見た服っぽいやつ、っていうのしかなかったから、ある種まっさらに見れたけど。

ちなみに昔の映画特有の「宇宙に出てるのにブラウン管」だった。ワイヤーフレームだし。
映像的にはかなり頑張ってるので、スチームパンクを見てるような錯誤感を味わえるというお得仕様。
エンターテイメントとしては結構良いし、ちゃんと人類の戦争感とかを超越者の視点で見るという角度もあった。

フィフス・エレメント スペシャル・エディション [Blu-ray]
ブライオン・ジェームズ
パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
2010-09-16



コミック・ジャクソン著「PINGKONG」

コミック・ジャクソン著「PINGKONG」

PINGKONG(1) (少年サンデーコミックス)
コミック・ジャクソン
小学館
2020-02-18


読み切りの完全一発ネタ漫画だったはずなのに、そのネタで連載を勝ち取った鬼才。
ゴリラが卓球するというパワープレイ(文字通り)のネタを、そのまま進めた感じ。

もう1話目でマックスかなーと思ったら、そこからさらに引っ張れる強さ。
なんかもう漫画の可能性というのを強く感じた作品。
ちなみに感動っぽさを装った完全ギャグなんですが、最近のサンデーの亜流文化の象徴なのかもしれない。
それで更に、話が荒唐無稽なのに作品として筋が通ってるという怪作。
作画とかキャラ自体に硬さがあるものの、ぶっちゃけギャグ漫画なんでそういうのはどうでも良いし、ゴリラだし。

とにかく言えるのは、ゴリラ一本で押し通す潔さと、世界観を広げそうであんまり広げなかった強さ。でした。

PINGKONG (2) (少年サンデーコミックス)
コミック・ジャクソン
小学館
2020-05-18