漫画メモとか

漫画の感想を書いてみたり。 割と何でも読むので、感想希望なものがあったら教えてください。読めたら読みます。

ゆるい

小倉祐也著「ナビリンス」

小倉祐也著「ナビリンス」

ナビリンス (ジャンプコミックスDIGITAL)










破産ボンボンと、ナビゲート専用メイドのドダバタコメディ。

仮想現実の具現化ナビゲートと、乗り物を借りるために交換で衣服を置いていくお色気。

設定はかなり良いのですが、主人公のボンボンがいけてない。回りのキャラと設定に埋没し、どこに感情移入すれば良いのか、という大筋が置いていかれた状態で打ち切りを迎えたような感じです。

すっ飛んだキャラとヒロイン中心回しなら、あの設定が活きない。

ワガママボンボン主人公は難しいうえ、流行りではないので、逆境乗り越え系で主人公の魅力を出してほしかった。

ナビの設定とかはかなり良いので残念。




B.J.ノヴァク著「えがないえほん」

B.J.ノヴァク著「えがないえほん」

えがないえほん




タイトルに興味を持ち、なんだろう、見てみて、やられました。

煽り文句は「子供が絶対に笑う」とのこと。

絵本の体で、読み聞かせ用なのに、そもそも絵がない。
かなり攻めてます。

んで、読んでみたんですが、これはズルい。
所謂文字いじりとフォントいじり。そして擬音ラッシュ。

このインパクトは見てみないとわからないかもしれませんが、とにかくズルい。

元はアメリカのコメディアンの著なのですが、日本語に上手くアレンジしてある(元がわからないのでアレンジなのか判断できませんけど)



えがないえほん
B J ノヴァク
早川書房
2017-11-21


伊藤 ヒロ原作、888漫画「女騎士さん、ジャスコ行こうよ」

伊藤 ヒロ原作、888漫画「女騎士さん、ジャスコ行こうよ」

女騎士さん、ジャスコ行こうよ 1 (コミックアライブ)




ライトノベルのコミカライズ系の漫画。原作の方は読んでないので、こちらの漫画単体での感想です。

作品の基本は異世界からやってくる系。亡国の姫とその騎士が落ち延びて主人公の村にやってきます。
そういった事情の異邦人が沢山いる村というところから、ドタバタコメディになっているのですが、ジャスコがなかなか出てこない。

ちなみにジャスコという名前は、今はイオンに統一してるから、名前の利用を許可とれてるらしいです。さらに言うと途中からこの作品のジャスコ陣営が敵(?)になるので、作中でもジャスコ的に大きなお店的な感じになってます。店長オークだし。

一応作品は主人公と女騎士をベースに、幼馴染、姫とラノベテンプレートを維持しながら、ド田舎特有の店がない問題もテーマにあります。

落ち延びて来て、異世界で姫を守ろうと家事その他に必死の女騎士、それを労う為のジャスコでありタイトルというほのぼの漫画。



以下ネタバレ注意


とまあ、基本はこんな感じなんですが、全ての元凶は姫にあるというダメ姫っぷり。
最初からこの脚本だったのか、途中からのっちゃってああなったのか分かりませんが、姫のサブカルオタク部分を見ると最初からかも。

どこの世界でも女騎士って大変だなあ、という作品です。

ARuFa著「超暇つぶし図鑑」

ARuFa著「超暇つぶし図鑑」

超 暇つぶし図鑑



ネットで主に活躍してる、ARuFa氏の作品集というべき本作。

下敷きバリア、超能力者っぽい写真など、いくつか見たことがあります。

作品集っぽい感じになっているので、一作品あたりのページ数が少なく、サイトのときの流やテンポ、スピード感がありません。

知ってる作品はそういう部分まで覚えてますが、初見のものだとしても、あー、うん、って読み流すくらいの感じになっちゃってます。

逆に言うと、サイトの内容が濃すぎる。そしてあの内容がタダで見れているという、状況が凄いのかもしれません。

そういう意味での、この超暇潰し図鑑というタイトルだとすると、サイトへ誘導するための窓口本なのか、とも思うんですが、それにしても超能力とかガッツリページ組んでほしかった。

後半にある水着は本らしい特性が上手く出てて良かったです。


ちなみにサイトを見ている人には全部既出ネタなのか、というと、20ページの新規コラムがあります。そしてこのコラムが面白い。

なんかこう、新しいことというか、とんでもないことを思いつく能力が凄いんだろうなーと思いますが、目隠しバーがあるとはいえ、身を削って挑戦し続けるARuFa氏に敬礼です。


超 暇つぶし図鑑
ARuFa
宝島社
2017-05-10

釜元タカシ著「森野先生とボク」

釜元タカシ著「森野先生とボク」

森野先生とボク (ビッグコミックス)










SF作家の森野先生と、そこに仕事を依頼しに行く編集者の漫画。
え、作家+編集者モノってそんなに需要あるの? とか思います。
先日の先生原稿下さい(http://manga-read.blog.jp/archives/2760964.html)とか。

作品は不思議系美女の森野先生の周りで不思議なことが起こるのですが、
あまりに平然としているため「不思議なのかどうなのか」について思考を停止した編集者の視点で進みます。
このあたり、確かに超常現象が起きた時に、実は人間ってこんな反応するんだろうなー とか思ったりします。

話はゆるくすすみ、ゆるいまま終了するので、ヤマ、オチ、イミが無い感じです。
雰囲気を楽しむ漫画として一気読みしたのですが、読後感に何となく森野先生がいる感じです。

ただキャラクターに魅力があるかというと、そうでもない。
共感も特にない。
「緩い時間を一緒に過ごした、ゆるい何か」みたいなのが残るのみです。

ただ、最後の話はない方がよかった。
あれは「こんな世界が続きますよ」ってメッセージだったのかもしれないけど、編集者が可哀想になった。
あれをやるなら「こんな世界も少しは変わったりしますよ」って方に倒してくれた方がしっくり来たかもしれません。