漫画メモとか

漫画の感想を書いてみたり。 割と何でも読むので、感想希望なものがあったら教えてください。読めたら読みます。

ファンタジー

リー・アンクリッチ監督「リメンバー・ミー」

リー・アンクリッチ監督「リメンバー・ミー」



思い出し感想。ディズニーってカテゴリにしちゃってるけど、正確にはピクサー作品。
死生観を明るく表現しつつ、家族の絆とかの冒険を脚本で綺麗にまとめている作品。
映像美としてもすごい綺麗だし、最初は例のトラップに自分も引っかかってたので、情報なしで見ていたら本当にいい感じにハマる作品。

序盤強引だなーと思うシーンもあるけど、それらは結構脚本に帰結していくので、最終的には違和感ない仕上がりになっている。

ちなみに死後の世界の不思議設定は割と良くできていて、ラテン系の雰囲気をすごく持っているのが明るい感じでいい感じ。

日本語吹き替え版で見たけど、吹き替えも違和感なかった。

リメンバー・ミー (字幕版)
ナタリア・コルドバ=バックリー
2018-05-29





 

クリス・バック監督「アナと雪の女王2」

クリス・バック監督「アナと雪の女王2」



1作目を見ていたので、2作目も視聴。
そんなに重要じゃないけど、一応ネタバレ注意スペースを用意。
気になる人は出来れば予備知識なしで見た方が面白いし。























ということで、ここからネタバレエリア。
気になる人は、まず見ましょう。


はい、アナと雪の女王2です。ディズニーで大ヒット作の1作目。
そもそも1作目のストーリー展開と閉じ方が完璧で、これどうやって続けるんだ? と思ったら、さすがディズニー。綺麗な2作目になっている上、蛇足感は全くなく、正しい新作に出来上がっていました。

謎を解きつつ家族になる、というのが1作目の基本スタイル。
2作目も謎を解きつつではあるものの、1作目で既に家族になっているので、そこから発展させています。ハリウッド映画で2作目を作ると、また人間模様を再構築するために一旦落とすんですが(主人公が離婚してたり、職を失ってたり)、それが無い。本当にここが素晴らしいし、子供向けとしても最高。
じゃあ謎解き以外は何なのか、というと1作目で殆ど触れられてなかった出生の部分に着手している。よく考えたら、ここを触れずに1作目を成立させていること自体が凄いんだけど。
ということで謎の深堀をした結果、1作、2作両方で1本のような背景構造になっている。
これ見たような、と思ったら、獣の奏者を思い出した。完璧に完結している前半、そしてそこから無理なく世界の伏線を拾い上げて進めた続編。この辺の丁寧さが気持ちよさに繋がっているんだと思います。

ということで、これは吹き替え版でも見たいかも(ミュージカル風だし)。







 

上橋菜穂子著「獣の奏者」

上橋菜穂子著「獣の奏者」

獣の奏者 1闘蛇編 (講談社文庫)
上橋 菜穂子
講談社
2009-08-12


はい、思い出し感想。
人からお勧めをいただいて、一気に1巻〜4巻まで読みました。
外伝は未読状態ですが感想を。

すでに素晴らしい作品を数々提供している上橋菜穂子氏の作品〜なんだけど、実は初見。
とりあえず入り口としておすすめされたのが、こちらの獣の奏者(そうじゃ)。
動物と心が通うエリンを通して世界が見えてくるファンタジー何ですが、世界観が膨大な上、これが良質なアニメを見てるかのようにすっと入ってくる。
実は1、2巻で一旦完結していて、本当に完璧な完結でした。
読んでいて、あれ? 3、4巻があるけど、あそこからどう進めるんだ? と思っていたら、正直驚きました。
壮大な世界をエリンの目線で感じつつ、そしてクドくない世界観と後味。
とにかく万人向けにもおすすめな作品です。



以下、ネタバレ注意。




















はい、もう本当にネタバレ注意。
















この作品、読んだ人はわかると思うんですが、作者があとがきで書いているように、どう終わるんだ? と作者が思い描いた最後のシーンとのせめぎ合いだったんだと思います。
とにかくこれが作品に凄い緊張感を与え、そしてあの形に帰結したんだと思います。
結構、そもそもこうすれば良いんじゃない? とか思いながら見てたものの、納得感のある締め方でした。
本当に良作に、作者に感謝。



 

筒井康隆著「旅のラゴス」

筒井康隆著「旅のラゴス」

旅のラゴス (新潮文庫)
康隆, 筒井
新潮社
1994-03-30


唐突に思い出したので、過去の作品から。漫画じゃなくて小説ですけど。
そしてかなりジャンルに悩む。

筒井康隆の傑作と思っている、旅のラゴス。こちらも内容を全く知らずに読み進めました。

この時代の作者の中で、ダントツに読みやすく、そして奥の深い筒井康隆。
内容としてはタイトル通り、ラゴスが旅をするだけです。

そしてその旅を通し、ラゴスが見たこと、感じたことが淡々と読者に染み渡ってくる。
読んでる時はどうするんだろう? って思いながら、最後はこの時代のDNAとも言うべき読後感。
答えをくれるというよりは、答えに向かうことこそが小説だろう、という作品。

そういう意味で、タイトルに帰結するっていうのが本当に凄い。
ドンデンオチを期待しがちな昨今ですが、こういう作品って未来永劫残るんだろうなーと思います。





 

香月美夜原作、鈴華作画「本好きの下克上」

香月美夜原作、鈴華作画「本好きの下克上」



コミックで読み始めたものの、先のコミックが全然見つからないため、途中までの感想。
まず、異世界転生ものではあるものの、とにかく不自由と辛さを体現する系の作品。小さな女の子に転生した活字中毒が、ただ本を求める作品。

そして、世界観やらキャラクターやら、主人公の執念やらがとにかく面白い。

今かなり人気作なので中々コミックが見当たらないので、気長に本屋さんで探そうと思います(ただ、コロナの影響であんまり本屋にも行けませんが)

先の展開を中々読ませないという意味で凄い作品。