漫画メモとか、映画メモとか

漫画の感想を書いてみたり。 割と何でも読むので、感想希望なものがあったら教えてください。読めたら読みます。

ラッセル・マルケイ監督「バイオハザードIII」

ラッセル・マルケイ監督「バイオハザードIII」



映画バイオハザードシリーズ3作目。2007年アメリカ作。
1、2作目の続編ですが、あれからは少し時間がたってるようです。



以下、ネタバレ注意。









アフターゾンビの荒廃した世界観を舞台にしたホラーアクション。
基本的に2よりはホラーよりだけどアクション要素強めです。だいぶゲームよりの演出やエフェクトも多めで、世界観と共にあっています。なんかこうマッドマックスを思い出すような世界ですが、サンダードームと怒りのデスロードの間ですね。

2作目に登場したジルは本作では登場しませんが、アリスが色々大変なことになっています。
なんかこう超能力バトルの様相もありますが、この時代ってこういうのはやってましたっけ?

作品としてはスケールが大きくなって、全方面の演出やパワーが上がっているので見応えはあるし、特に生き様や死に様のかっこよさにもちょいちょいフォーカスしている作品です。これだけで娯楽映画として成立する気がします。

なんにしても強いアリスのミラジョボビッチを楽しむ作品です。






鳩胸つるん著「ミタマセキュ霊ティ」

鳩胸つるん著「ミタマセキュ霊ティ」



霊をコミカルに描くハイテンポギャグ漫画、5巻完結。
特にネタバレというわけではないのですが、なんとなくいいキャラもいるので一応ネタバレ注意。





はい、ネタバレ注意。

基本的には霊媒体質のハゼレナと、それを取り巻く人たちのドタバタギャグ。

結構ナンセンス方向に倒したり、なかなかに切れ味がいいです(特に修行後のあの格好はやられた)。
解説おじさん、幽子、ゾビロなど、顔の見えないキャラのたちっぷりが凄く、そしてセキュ霊ティの面々のすべりっぷりがすごい(狙ってるんだろうし)。

結構ジャンプでのギャグ漫画は枠はあるものの難しく、5巻は善戦したかな、という印象です。

タイトルと絵柄から女性作家の自虐かなと思ったら男性作家でした。






 

クリストファー・ノーラン監督「インセプション」

クリストファー・ノーラン監督「インセプション」

インセプション (字幕版)
マイケル・ケイン
2013-11-26


ディカプリオ主演の夢とそのハッキング要素をテーマにした超正当派SF作。2012年アメリカ作。
渡辺謙も出てました。

先に感想だけ書きますが、めちゃくちゃ面白かったです。


以下、ネタバレ注意。







この作品は夢に入り、その深層意識の世界を共有しつつ体験できる、という発想と、それが多段階になっているという深さ的な構造で成り立っています。なので深い階層に行くほど時間は伸びる。
これは複数世界を違う時間の長さで階層構造にしている形になり、これが物語の根幹であるコブとモルの物語にも直結しています。
延々の長い夢を共有し、その後夢に囚われたが故に大きな悲劇を産む、それにもう一度対峙しなければいけないコブの物語。

多段階構造と、その上位層の影響を受けるという設定は演出に現れていて、浮遊感バトルとかパラドックスを利用した演出に使っているので、映画の視覚的な面白さももちろんあるのですが、夢や人生とはなんなのか、という大きな問いを背景に持ってる作品でした。

そしてその答えの道しるべが本作に登場するトーテム。
モルの死に囚われ、頭ではわかっているも深層世界ではモルの影に影響を受ける。立ち直っているかどうかはともかく、子供達には会いたいというコブの最後に残ったもう一つの望みに到達した時、最後に回すトーテムが印象的でした。

まあ、これよく考えたらロバートの父との確執も取れてミッション的にはOKな気がするけど、サイトーの本当にやりたかったことってこれで完遂するんだっけ? っていうのがよくわからない(一応ポジティブなイメージをインセプションするのがミッションなんで、そこは完遂してるけど)。

ポジティブイメージから経営をちゃんと考えて寡占状態を阻止、だとしたら設定上しょうがないけど回りくどいな、という気もする。

まあその辺はお膳立てなので、一旦無視するとして。
映像的にも設定的にもすごい面白い作品でした。


インセプション (吹替版)
マイケル・ケイン
2013-11-26